通常の一般的な海上コンテナをドライコンテナと呼ぶように、冷凍・冷蔵、20℃の定温設定などが可能な特殊な海上コンテナのことをリーファーコンテナ(Reefer Container)と呼びます。
リーファーコンテナは輸送中の温度設定が可能となりますので、食品・医薬品・化学品などの輸送に使われることが多いです。
壁面は断熱材が入っており、冷凍機が内蔵されておりますので海上輸送中でも安心して海上コンテナ内部を一定の温度(約プラス20度~マイナス20度。機種により変わる場合もあります)に保ちます。
素晴らしい機能を持ったリーファーコンテナではありますがデメリットもあります。
- コストが高い。
- 通常のドライコンテナに比べて台数が少ないので手配に手間が掛かる。(または手配が出来ない)
- 貨物によってはリーファーコンテナが使えない場合がある。
- 壁面に断熱材や冷凍機が付いているので、通常のドライコンテナに比べて内寸が小さくなる。(積載効率が落ちる)
そこで本製品「キープサーモフィルム」を使うことで通常のドライコンテナでもリーファーコンテナの代替えとしてご利用が可能になります。
ではどのような状況ならばキープサーモフィルムで対応が出来るのかですが、下記が一つの目安となります。
- ◆常温輸送ならば製品劣化がない貨物
- ◆凍結しなければ製品劣化がない貨物
※日本国内において常温倉庫に保管していても劣化しないものと思っていただければと思います
リーファーコンテナのように冷凍機が付いているわけではございませんので、冷凍輸送や冷蔵輸送、定温輸送のように一定の温度維持が出来る物ではありません。
ただ、赤道直下での輸送、オンデッキ輸送時、また一番危険リスクの高いCYにおいて常温維持を実現できる製品となっておりますので、常温で問題ない貨物・凍結しなければ問題ない貨物には是非一度ご検討いただけたらと思います。
ほぼ全世界向けの輸送実績がありますので、どのような輸送、貨物、条件なのかをお聞かせいただければ本製品で対応の可否をご案内いたします。(無理強いなご提案はいたしませんのでご安心ください)
実績として、大手弱電メーカー様、大手医薬品メーカー様、大手化粧品メーカー様、大手化学品メーカー様を筆頭に、フィルム製品、塗料、接着剤、食品、サプリメントなど様々な製品にご利用いただいております。
ドライコンテナでは難しいと言われておりますワインや日本酒のようなアルコール飲料水、また輸出ではなく輸入時にもご利用いただけます。
海上コンテナ輸送以外でエアー輸送における飛行機の離着陸時、トラック輸送時、トラックの積み降ろし時、倉庫内移動における屋外を1時間などの短時間対策、など様々なところで活躍をしております。